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2021年05月13日

新国富指標を活用した、地域資源としての小水力発電評価方法の確立に向けて九州大学都市研究センターとの共同研究を開始

 当社は、九州大学都市研究センターと共に、新国富指標を活用した地域資源としての小水力発電評価方法の確立に向けた共同研究を開始いたしました。

 地域資源(アセット)である小水力発電を持続可能かつ地域振興に寄与するものとしていくためには、「調査・計画、設計、地元合意形成、事業主体の形成、資金調達、EPC、O&M、更新、廃棄」のライフサイクルに亘って一貫したアセットマネジメントを展開することが有効です。本共同研究では、この地域資源(アセット)としての小水力発電事業を対象に、多面的・客観的な指標により数値化・見える化するツールとして、同大学都市研究センターが提唱する「新国富指標」を活用した評価方法の確立を目指します。

 新国富指標は3つの資本群(教育や健康などの人的資本、経済的な豊かさを捉える人工資本、自然環境資源などをとらえる自然資本)により構成され、3つの合計が地域における多面的な豊かさ(well-being)を表しています。

 また、当社が正会員となっている一般社団法人日本アセットマネジメント協会では、2021年4月に小水力発電アセットマネジメント小委員会を設置し、当社の宗広裕司・海外事業本部グローバル事業推進部長が委員長に、松井哲夫・社会創生事業本部新エネルギー技術部長が委員に就任しました。

 九州大学都市研究センターとの協働を通じ、当社が手掛けている国内・アジアの地域創生・地域開発事業における地域貢献を客観的に見える化する「地域創生に向けたSDGs評価システムの開発」につなげて参ります。