当社は、将来の健全な国土形成に向け地域創生に資する取組みや事業を数多く展開しておりますが、その一環として内閣府が進めるスーパーシティ構想の推進に向け、この度北海道更別村と包括連携協定を締結する運びとなりましたことをご報告させていただきます。
なお、3月29日に更別村西山村長と当社永冶代表取締役社長とで調印式を執り行う予定です。
スーパーシティ構想とは、「まるごと未来都市」の実現を、地域と事業者及び国が一体となって目指す取組みです。様々なデータを分野横断的に収集・整理し供給する「データ連携基盤」を軸に、住民にシームレスなサービスを提供し、住民福祉・利便向上を図る都市を目指します。令和2年5月27日に「スーパーシティ」を実現する改正国家戦略特区法が成立し、スーパーシティ構想の実現を目指す自治体の活動が活発化しています(なお、関連情報として、詳細は当社ホームページのお知らせに2020年6月3日掲載した
『未来都市を実現する内閣府主催「スーパーシティ・オープンラボ」に加入』を参照ください)。
この度、更別村と締結を予定する包括連携協定は、地域が抱える社会課題に対して、自治体と民間企業等が有する資源、人材等を有効に活用し、相互の連携と協力により課題解決図る取組であり、将来にわたり当社グループが更別村の持続可能な自治体運営に協力し、更別村スーパーシティ構想の実現や様々な事業を展開しようとするものです。
更別村が目指す世界に先駆けた農業を中心とする未来都市の実現に向け、当社が有するあらゆる資源を活かし、協働し展開してまいります。
今後も、更別村スーパーシティの実現をきっかけに、全国の地方、地域が便利に安全・安心に生活できるソフト及びハードのインフラ整備、産業振興、心身の健康の確保、環境配慮、人材育成等、当社が有する資源を活かし、幅広い分野で更別村の発展に寄与し、さらに、本協定を通じて、当社の企業活動方針の一つである「地域貢献」を実現し地域経済活性化支援による地方との関係強化と官民連携事業の強化を図っていく所存です。
今後も是非当社グループの活躍にご期待ください。
■更別村
更別村は、広大な十勝平野の中央よりやや南にあり、とかち帯広空港から車で10分の場所にある人口約3,200人の村です。基幹産業は農業であり、じゃがいも、小麦、ビート、豆類の畑作主要産品の生産を行い、農家一戸あたりの耕地面積は約50ヘクタール(東京ドーム10個分以上)、中には170ヘクタールを超える農家もあります。トラクター保有台数は農家一戸あたり約6台。食料自給率は6,800%(カロリーベース)で、22万人の都市の一年分の食料が提供可能です。江戸時代の土佐藩約20万石を上回るものです。さらに、農業粗生産145億円、農家一戸あたりの粗収入は平均で6,800万円超となり、文字どおり「日本一の大規模農業の村」です。(参考:更別村ホームページ
http://www.sarabetsu.jp/)