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2021年05月19日

当社設計の新阿蘇大橋が令和2年度土木学会田中賞(作品部門)を受賞しました

 2021年3月7日に熊本地震復興のシンボルとして開通しました新阿蘇大橋が、令和2年度の土木学会田中賞(作品部門)を受賞しました。
 当社では、震災直後から本橋梁の計画・設計に携わり、「断層と交差する橋梁」、「柱状節理が発達した急崖地に建設する橋梁」という難しい課題に対し、これまでにない様々な工夫や配慮を取り入れた設計を行いました。
 土木学会田中賞(作品部門)は橋梁・構造工学において計画、設計、施工などに特色を有し、優れた作品に授与される国内で最も栄誉のある橋梁に対する学会賞で、当社の技術力、取組みが高く評価されたものであります。



【計画・設計の特徴】
 1.早期復旧等に加え将来の大規模地震による影響を小さくすることに配慮したルート計画とした。
 2.断層活動に伴う地盤変状に対し、落橋しにくくするように配慮した橋梁構造とした。
 3.同様な震災を受けた場合に橋としての機能回復性を高めることに配慮した計画とした。
 4.柱状節理が発達した急崖地における土留めおよび基礎において節理の崩壊等に配慮した計画・設計とした。


【新阿蘇大橋】
 鋼構造のアプローチ部(A1~PR1間:橋長180m)とPC構造の渡河部(PR1~A2間:345m)からなる全長525mの道路橋
 PC構造の渡河部は最大支間長165m、橋脚高さは最大97mで国内トップクラスのプレストレストコンクリート橋




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新阿蘇大橋 全景写真 下流側より



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新阿蘇大橋 全景写真 起点側より